
リフォーム業歴12年のエイトです!
「オール電化にするとどんなメリットがあるの?」「電気代が高騰しているけれど、オール電化にして大丈夫?」
近年注目されているオール電化住宅。関心はあるものの、具体的にどんなメリットがあるのかわからず、導入するか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、オール電化の仕組みからメリット・デメリット、電気代を節約する方法まで解説します。
オール電化に興味がある方や導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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オール電化とは「家庭のエネルギーをすべて電気で賄う住宅システム」
オール電化とは、調理・給湯・冷暖房をすべて電気で賄う住宅システムです。
ガス給湯器やガスコンロなどは一切使わず、エコキュートやIHクッキングヒーターのような電化製品にまとめられます。
オール電化は2000年代の序盤から光熱費の節約や省エネの観点で注目され始め、徐々に普及しました。
2011年の東日本大震災で一時導入ペースが鈍化したものの、2017年頃から再び増加に転じ、現在もその傾向が続いています。
オール電化で使われる主な設備
オール電化で使われる主な設備は、以下が挙げられます。
- IHクッキングヒーター:火を使わず電気のみで加熱する調理器
- エコキュート・電気温水器:電気でお湯を沸かす給湯器
- 電気式床暖房:電気で床を温める暖房
- 家庭用蓄電池:停電に備えて電気を蓄えておく電池
- 太陽光発電:太陽の光で電気を発電するパネル
すべて電気を使用する設備となっており、ガスを併用しないため、ガスの料金や使用量が不要になります。
IHクッキングヒーターやエコキュートまたは電気温水器は、オール電化に必須の設備です。それ以外の電気式床暖房や家庭用蓄電池、太陽光発電などは任意となり、予算や希望に応じて導入します。
オール電化のメリット
オール電化を導入することで、以下のメリットが期待できます。
光熱費を軽減できる
オール電化の設備はすべて電気を使うため、光熱費が高いイメージがあるかもしれません。しかし実際は、電気の活用次第で光熱費を軽減することが可能です。
電気代は主に、朝夕・日中・深夜の3つの時間帯に分かれ、一般的には深夜の電気代が安くなります。
エコキュートは基本的に深夜にお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めたお湯を次の日に使う流れです。つまり、電気代を節約しながらお湯を沸かすことができるのです。
また、太陽光発電や蓄電池の導入も光熱費の軽減につながります。太陽光で発電した電気は日中に使うことができ、さらに余った分を蓄電池に貯めておけば、効率よく電気を使えるようになります。
火災のリスクを抑えられる
IHクッキングヒーターは火を使わないため、火災が発生するリスクを抑えられます。
お子さまやお年寄りがいる家庭でも、安全にキッチンを使用できるでしょう。また、ガスコンロのようにガス漏れや一酸化炭素中毒になる心配もありません。
ただし、火を使わないとはいえ、熱する部分に手を触れると火傷するため注意が必要です。使用後の冷め切っていない状態でヒーターの上に台ふきんなどを置いていると、燃える恐れがあります。
災害時に備えられる
オール電化は災害時に備えられることもメリットです。例えば、エコキュートは貯湯タンクに貯めているお湯が、災害時の生活用水になります。
一般的に貯留できる水量は約370〜460Lで、4人家族の場合だと約3〜4日使用できるでしょう。ただし、飲料水として飲むことはできません。
また、家庭用の蓄電池を設置しておけば、災害が起きた際も電気が使えます。
キッチンのお手入れが楽になる
オール電化にすることで、キッチンのお手入れが楽になります。なぜなら、IHクッキングヒーターは平らな形状で、簡単に拭き掃除ができるためです。
ガスコンロの場合は、調理器具を乗せる「五徳(ごとく)」を取り外す必要があります。毎回掃除するのは大変で、定期的に部品を取り外しながら掃除している方も多いのではないでしょうか。
しかし、IHクッキングヒーターはそんな手間が一切なく、使った後にサッと拭くだけです。光熱費の軽減だけでなく、掃除の手間も減らせるのがオール電化の魅力だといえます。
オール電化のデメリット
オール電化のメリットを解説しましたが、以下のデメリットも存在します。
初期費用が高い
オール電化のデメリットは初期費用が高額になることです。
エコキュートを導入すると、お湯を沸かすヒートポンプユニットに加え、お湯を貯める貯湯タンクの設置が必要になります。そして、キッチンではIHクッキングヒーターの導入が必要です。
エコキュートの導入にかかる費用は、機器の性能やタンクの容量によって異なりますが、約40〜80万円が目安になります。また、IHクッキングヒーターの導入は、約10〜30万円かかるでしょう。
これら2つだけでも50万円以上になるため、余裕を持って予算を用意しておく必要があります。
停電すると生活に支障が出る
オール電化は調理・給湯・冷暖房をすべて電気で賄っているため、停電が起きると生活に支障が出ます。
例えば、IHクッキングヒーターは電熱で調理器具を熱するため、停電すると使えなくなります。
しかし、蓄電池を導入している家庭であれば、停電した際に貯めておいた電気を活用できるでしょう。
また、震災が起きた際に電気・水道・ガスの中で最も復旧が早いのは電気です。実際に阪神・淡路大震災や東日本大震災では、電気が最も早く復旧し、次いで水道・ガスの順に復旧しました。
オール電化では停電が起きるとすべての設備が止まってしまいますが、蓄電池や復旧の速さを考慮すると、生活の支障は少なく済むでしょう。
昼間の電気代が高くなる可能性がある
オール電化にすることで、昼間の電気代が高くなる可能性があります。
オール電化住宅は、夜間にエコキュートのお湯を沸かすのが一般的なため、深夜の電気料金が安いプランを契約していることが多いです。
夜間の電気代は安くなる一方で、昼間の電気代は高くなってしまいます。特に在宅ワークなどで自宅にいる時間が長い家庭は、電気代が上がりやすいでしょう。
使える調理器具が限られる
IHクッキングヒーターはガスコンロとは違い、熱伝導で温める仕組みとなっており、使える調理器具が限られます。具体的にはアルミや銅、土鍋などの調理器具が使えません。
ガスコンロからオール電化に変更する場合、IHに対応していない調理器具は、新しいものに買い換える必要があります。
調理器具を購入する際は「IH対応可」の表記があるかを確かめましょう。
オール電化で毎月かかる電気代の目安
オール電化にすることで、毎月の電気代はいくらかかるのでしょうか。
関西電力によると、オール電化世帯人数別の電気代平均額は、以下の料金になっています。
| 世帯人数 | 電気料金 |
|---|---|
| 1人暮らし | 10,777円 |
| 2人暮らし | 13,406円 |
| 3人暮らし | 14,835円 |
| 4人暮らし以上 | 16,533円 |
出典:関西電力|オール電化世帯人数別の電気代平均額 個人のお客様
上記は平均の電気料金となりますので、季節や家電を使う時間帯が異なれば、電気代も変動するでしょう。人によってはガスと併用する場合に比べて全体の光熱費が高くなるケースもあります。
オール電化を導入して電気代を抑えるには、節約を意識しながら効率よく電気を使うことが重要です。
オール電化で電気代を節約するポイント
オール電化はすべて電気で賄うシステムのため、節約するには電気を効率よく使用することが重要です。ここからは、電気代を節約するポイントについて解説します。
料金プランを見直す
電気代を節約するには、生活スタイルに合わせた料金プランを選択することが大切です。
例えば、エコキュートは夜間にお湯を沸かすため、深夜の電気料金が安くなるプランが有効です。しかし、昼間に自宅にいることが多い家庭では、昼間の電気料金が割高になる可能性があります。
電気代が高いと感じるなら、ご自身や家族の生活スタイルに合った料金プランになっているか、見直してみましょう。
また、各電力会社で料金プランを改定することもあり、電力会社を乗り換えるだけで料金を抑えられる場合もあります。一度契約しているプランと他社のプランを比較してみるのもおすすめです。
住宅の断熱性を高める
これから新築を建てる場合は、住宅の断熱性を高めることで、電気代の節約につながります。
断熱性を高めれば、夏は室内へ熱が侵入するのを防ぎ、冬は室内の熱を外へ逃がすのを防げます。つまり、冷暖房の消費電力を抑えられるということです。
効率的に電力を消費すれば、無駄な電気料金がかからないので、電気代を節約できるでしょう。
省エネ家電を使う
電気代を節約するには、省エネ家電を導入することも有効です。
オール電化はすべて電気で賄うシステムのため、省エネ効果のある家電に変えることで電気代を節約できます。
例えば、古いエアコンを使っていて冷暖房の効きが悪いと、多くの電力を消費してしまうでしょう。そこで省エネ効果が期待できる最新機種に買い換えるだけで、電気料金を軽減できます。
太陽光発電や蓄電池を導入する
太陽光発電や蓄電池を導入することも、電気代の節約になります。
太陽光発電は発電した電気を日中に使うことで、電気代を軽減することが可能です。また、発電して余った電気を蓄電池に貯めておき、夜間や停電時の非常用として使えば無駄なく消費できます。
このようにオール電化に太陽光発電と蓄電池を組み合わせることで、長期間の電気代を節約できるでしょう。ただし、これらは初期費用が高額なため、導入には余裕を持った予算が必要です。
まとめ
オール電化とは、調理・給湯・冷暖房をすべて電気で賄う住宅システムのことです。光熱費の軽減や省エネ効果の観点で注目されており、新築に導入する家庭が増えています。
オール電化にすることで光熱費を軽減できるほか、火災リスクを抑えたり災害時に備えたりすることが可能です。
一方、導入する費用が高額になることや、すべて電気で賄うため停電時に生活に支障が出ることがあります。
オール電化の導入は、ご自身や家族の生活スタイル、家電の使い方、使用時間帯などを考慮して検討しましょう。


