太陽光発電のメリット・デメリット、発電効率から仕組みまで徹底解説!

リフォーム業歴12年のエイトです!

地球温暖化の対策にもなる「自宅で使う電気を自家発電できる太陽光発電」が大きな注目を集めています。とはいえ、

「太陽光発電って本当にメリットはあるの?」「発電効率は本当にいいの?」

といった疑問や不安を感じる方も多いと思います。

そこで、この記事では「太陽光発電のメリット・デメリット、発電効率や仕組み」についてを詳しく解説していきます。

太陽光発電の設置をどんな人におすすめしたいかも合わせてご紹介しますので、最後までご覧ください。

目次

太陽光発電の基礎知識(仕組み、発電効率)

まずは、太陽光発電の基礎知識を抑えておきましょう。

太陽光発電の仕組み

太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを利用して電気を作る発電方法です。屋根などに設置されたソーラーパネルが光を受けると「半導体の働きによって電子が動き、電流が発生する仕組み」となっています。

発生した電気は「パワーコンディショナー」という装置によって家庭用の電力に変換されて、ご自宅の家電などに利用できます。

燃料を使わずに、太陽の光で発電できるので環境負荷も少なく、再生可能エネルギーとして大きな注目を集めている発電システムです。

太陽光発電の発電効率

発電効率とは、発電するための熱や光などのエネルギーがどれだけ電気エネルギーとなるかの割合のことです。「太陽光発電の一般的な発電効率はおよそ20%」とされています。

一方、火力発電は約40〜50%、風力発電は約20〜40%が目安とされており、数値だけを見ると太陽光発電の効率はやや低く感じられます。

ですが、太陽光発電は太陽の光があれば自動的に電気を生み出せるので、十分に実用性のある発電システムです。また、最近では高性能なパネルも登場しているので、より効率よくエネルギーを供給することも期待できます。

太陽光発電のメリット4選

まずは太陽光発電のメリットには、以下の4つが考えられます。

それぞれのメリットについてみていきましょう。

自家発電で電気代をまかなえる

太陽光発電は、太陽光を利用して電気を生み出す設備です。ご家庭の屋根などに設置することで、自家発電が可能になります。この自家消費により「電力会社から購入する電気量を抑えられる」ので、毎月の電気代の節約が可能です。

売電収入が得られる

太陽光発電で作られた電気を自宅で使用した場合、電力が余るケースもあります。「余った電力(余剰電力)は電力会社に売ることができ、売電収入として受け取ることが可能」です。自家消費と合わせて、経済的なメリットを得られる点も太陽光発電の魅力といえるでしょう。

停電時も電気を使える

災害などによって万が一停電した時でも、太陽光発電があれば普段通りに電気を使うことができます。ただし、太陽光発電は一度に同時に使える出力には限界があるため、使いすぎないようにしましょう。

二酸化炭素を排出しない

太陽光発電は発電時に二酸化炭素を排出しません。そのため、クリーンなエネルギーとして近年大きな注目を集めています。以前より地球温暖化や大気汚染などの環境問題は世界的にも大きな課題となっていますが、太陽光発電はそのような問題の解決に貢献するでしょう。また、

太陽光発電は有限エネルギーの火力発電と違い、エネルギーが枯渇する心配がない点も、大きなメリットですね!

太陽光発電のデメリット4選

続いて、太陽光発電におけるデメリットを4つご紹介します。

それぞれのデメリットを解説していきます。

設置コストが高い

太陽光発電は、初期費用として高額な設置費用を支払わなければなりません。一般のご家庭で太陽光発電を設置する場合、100万円以上の初期費用がかかることがほとんどです。

経済産業省のデータによると、2024年における住宅用の太陽光発電の設置費用は新築の場合で1kWあたり平均28.6万円、既築の場合で1kWあたり平均32.6万円です。

ただし、こちらのは目安であり、購入するメーカーや住宅の条件、搭載する容量によって費用は大きく変動します。最終的にはリフォーム業者に費用を確認した上で設置を検討しましょう。

発電量が天候に影響する

太陽光発電は日射量によって発電量が大きく変わります。そのため、雨や曇りの日など天候が不安定ない時には発電量が著しく落ちてしまうのです。また、冬場は日照時間が短いので、他の季節と比較すると発電量は少なくなります。

降雪地域にお住まいの方は、融雪機能がある太陽光パネルを選ぶなどして日射量の確保が必要です。

メンテナンスが必要になる

太陽光発電はメンテナンスフリーと言われています。しかし、経済産業省によると、太陽光発電の発電量低下や機器の異常などを確認するためにも設置後1年目、4年に1度の定期点検を推奨しています。

効率よく発電し、長く使い続けるためにもリフォーム業者や太陽光発電の専門業者に相談してみましょう。

設置できない家もある

太陽光発電は全ての家に向いているわけではありません。屋根が北を向いている家や極端に屋根の面積が小さい家だと、太陽光発電で十分な発電量を見込めない可能性があります。また、塩害の心配がある地域など地域特有の環境も考慮しなければなりません。

リフォーム業者や太陽光発電の専門業者にご自宅の屋根を見てもらってから設置を検討しましょう!

【まとめ】太陽光発電をおすすめしたい人

太陽光発電は、以下のようなニーズの方におすすめです。

  • 電気代を節約したい人
  • 災害時の備えをしたい人
  • 屋根の面積が大きい人

太陽光発電は初期費用が高いですが、設置環境が整っていれば長期的に電気代を抑えられ、さらに余った電力を売電して収入を得ることも可能です。

定期的なメンテナンスを行えば、20年以上安定して使い続けられるケースもあります。導入を検討中の方は、一度リフォーム業者や太陽光発電の専門業者への相談がおすすめです。

太陽光発電は、地球にも家計にも優しいエネルギーシステム。再生可能エネルギーとして環境負荷を減らすだけでなく、電気代の高騰にも対応できるのが大きな魅力といえます。

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