
リフォーム業歴12年のエイトです!
「シロアリ駆除って、いったいどのくらいの頻度でやるのが正解なの?」
「シロアリ駆除をするのに季節は関係あるの?」
大切なマイホームへダメージを与えてしまうシロアリへの対策は、多くのオーナー様にとって大きな悩みですよね。
間違った時期に対策をしてしまうと、必要な時期に効果が切れてしまったりと、せっかくの費用をかけて対策したけど効果がなかったなんてことも。
この記事では、「シロアリ駆除に最適な頻度(何年おきか)」と「最適な時期(季節・月)」についてまとめていきます。
この記事を読めば、あなたの家をシロアリ被害から守るための、シロアリ駆除のタイミングが分かります。今すぐシロアリ対策の計画を立てて、安心を手に入れましょう。
シロアリ駆除の「最適な頻度」は「5年」が目安!
シロアリ対策において、どのくらいの頻度がいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。多くの専門家や業者が推奨する駆除や予防の最適な頻度は「5年」とされています。なぜ、5年という期間なのか見ていきましょう。
薬剤の効果持続期間が「5年」
現在、シロアリの予防や駆除に使用される多くの薬剤は、効果の持続期間が概ね5年とされています。シロアリ駆除剤については昔から使われていましたが、人体や環境への悪影響が問題視されており、近年は安全性の優れた薬剤が発売され人体や環境への影響の少ないものへと進化しています。
安全性の向上はあった半面、薬剤の効果期間は短くなり「5年」程度となったため、「5年」サイクルでのシロアリ予防を行うことが推奨されています。
重要な「保証期間」との関係
業者にもよりますが、シロアリ予防の薬剤処理をした場合、施工後の保証期間を5年としている業者が多いようです。しかし、保証内容や適用条件等、業者によって違いがあるのでしっかりと書面にて確認しましょう。
また、保証が切れる前に次回のシロアリ予防策を考え、信頼できる業者へ依頼することで、5年サイクルでの保証期間を継続しシロアリ被害を予防しましょう。
シロアリ駆除・予防に「最適な時期」はいつ?
シロアリ駆除・予防については、5年サイクルで行うので新築から5年経過、または前回の処理後から5年経過後が目安です。また、5年たたなくてもシロアリの被害が確認出来たらすぐに対応しましょう。
では「最適な時期はいつごろか」と迷う方も多いと思います。ここからは、シロアリ予防について最適な時期について解説したいと思います。
活動が活発化する「春先」に先手を打つ
気温が上がり始める3月から5月の春先は、シロアリが活動を始める時期に当たります。この時期はシロアリが繁殖シーズンに入り羽アリが飛び立つようになります。
そのため、羽ありが飛び立ち、巣を作る前に薬剤散布等の対策をすることで、繁殖を阻止し被害を最小限にできます。
2-2. 梅雨や気温が上がる前に対策をする
シロアリは湿気の多い環境を好む性質があるため、5月から6月までの梅雨時期はさらに活動が活発化していきます。さらに、9月頃までの夏場にかけて気温が上がるとさらに活動性が上がるため注意が必要です
防除剤の散布や、床下や排水設備等等の点検も合わせて行いシロアリを侵入させないようにすることが大事です。
冬場はシロアリ対策はいらない?
これまで春先から夏場にかけてのシロアリ対応について説明してきました。では、気温も下がり秋から冬にかけては何もしなくていいのでしょうか。実はシロアリは秋から冬にかけても地中で活動しています。そのため、実際のところシロアリは一年中活動しているため、厳密にいうと駆除・予防に「最適な時期」というのは一概に言えません。
より効果的という意味では春先に対応した方がいいと思いますが、通年を通してシロアリ被害がないか確認しその都度対応することが重要です。
シロアリ駆除を急ぐべき緊急サイン
たとえ前回の施工から5年経っていなくても、これから紹介するサインを見つけたら、すぐに専門業者に連絡する必要があります。被害が拡大する前の対策を心がけましょう。
- 羽アリの大量発生
- 蟻道の発見
- 木材や床の異変
自宅で羽アリを大量に発見した場合、これは近くにシロアリの巣がある確率が高いです。また、蟻道の発見や床が軋む、柱や壁を叩くと「コンコン」等の空洞音が確認された場合はシロアリ被害にあっている可能性があるため、保証期間内であっても早急に業者へ点検の依頼をしましょう。
【まとめ】大切な家を守るために、計画的な「5年サイクル」の実行を!
この記事を通じて、シロアリ駆除の最適な頻度と時期についてご理解いただけたかと思います。まとめると以下のようになります。
- シロアリ駆除の最適な頻度は、薬剤の効果と保証期間から「5年ごと」が目安です。
- 最も効果的な時期は、シロアリが活発化する前の「春先(3月~5月)」です。
大切な家を長く安全に守るためには、この「5年サイクル」を計画的に実行することが鍵となります。もし、羽アリの発生や床の異変といった緊急サインを見つけた場合は、時期や頻度に関わらず、すぐに専門業者へ連絡し、点検を受けるようにしましょう。