
リフォーム業歴12年のエイトです!
自宅のベランダや屋上にひび割れを見つけて不安になっていませんか?
「このまま放置したら雨漏りしてしまうんじゃないか」
「そろそろ防水工事をした方がよさそうだけど、防水工事は何年持つんだろうか」
と不安を抱えている方も多いと思います。また防水工事は高額になりやすいため、費用を抑えれるDIYで済まそうと考えている方もいるでしょう。
防水工事をやらずに雨漏りが発生すると、建物の劣化が進み、結果的に高額な大規模修繕が必要となる恐れがあります。
この記事では皆さんが不安に思っている「防水工事の耐用年数と種類、DIYについて」解説していきます。この記事を読むことで、皆様が適切な選択をする事ができるようになります。ぜひ最後まで、読んでみてください。
防水工事の耐用年数と基礎知識
「防水の耐用年数はどのくらい持つのか」と疑問に思う方も多いと思います。防水工事の耐用年数は一般的に「10年~15年程度」が目安とされています。ですが、防水工事の工法と環境により大きく変動します。
防水工事の工法
簡単に各工法の耐用年数(目安))をまとめると、以下のようになります。
- FRP防水:耐用年数5年~12年
- ウレタン防水:耐用年数5年~12年
- シート防水:耐用年数10年~20年
- アスファルト防水:耐用年数15年~25年
早くて8年程度から、最長で25年程度と工法で耐用年数に幅があるのがわかります。

また上記はあくまでも目安であり、紫外線や台風などの自然環境の厳しい地域で、劣化が早くなるため注意が必要です。
ベランダ・屋上防水に使用される工法
防水工事は場所や建物の構造に合わせて、最適な工法を選ぶことが重要です。ここでは「FRP防水、ウレタン防水、シート防水、アスファルト防水」について確認していきましょう。
FRP防水
FRP防水(繊維化プラスチック)は「樹脂と補強材(ガラス繊維など)を組み合わせたもの」です。強度や耐水性に優れ、乾燥時間も短いので、工期の短縮が期待できます。主にベランダやバルコニーといった狭い箇所に適しています。
ウレタン防水
ウレタン防水は「液状のウレタン樹脂を塗布し、化学反応で硬化させ防水層を作る工法」です。複雑な形状にも対応でき、費用も比較的安価とされていますが、乾燥に時間がかかるデメリットがあります。
シート防水
シート防水は「塩化ビニールや合成ゴム素材の防水シートを貼る工法」です。施工面積の大きな箇所へも対応可能であり、比較的コストパフォーマンスに優れています。ですがシートの継ぎ目より雨水が侵入しないようにするなど、丁寧な施工技術が求められます。
アスファルト防水
アスファルト防水は「アスファルトと防水シートを何層にも重ねて施工する歴史のある工法」です。他の工法よりも耐用年数が長く、主に屋上等に用いられます。
DIYで安くなる?防水工事DIYの注意点
ホームセンターなどではいろいろな防水材が発売されており、DIYだち費用が抑えられることは間違いありません。ですが、これまで紹介したように「防水工事は特殊な技術や、丁寧な施工が必要」です。
そのため、DIYで防水工事を行ったとしてもしっかりと施工出来ていない場合などに雨漏りが再発すると、再度プロに依頼する際に、余計に費用がかかる恐れがあります。
また「DIYでは保証もつかないため、すべて自己責任」となります。何より施工が不十分だと、大事なマイホームにダメージを与えかねません。DIYをする場合はごく軽微な箇所のみとし、基本的にはプロにお任せすることを強く推奨します。
【結論】防水工事は専門家に任せるのが無難
ここまで防水工事の工法や耐用年数、DIYでできるかということについて解説してきました。防水工事は、
- 工法により耐用年数に差がある
- 知識のない状態でのDIYでは施工が難しい
ことがわかりました。基本的にはプロの業者へ相談することを第一選択とし、DIYに関しては雨漏りの再発など完全に自己責任で施工する必要があります。
また防水工事を依頼する業者は「必ず相見積もりをとり、工法や保証内容等をしっかりと確認する」ことが大切です。