【貯湯式と瞬間式】ウォシュレットの種類から選び方まで徹底解説!

リフォーム業歴12年のエイトです!

おしりを洗浄する機能や便座を温める機能を持ち、トイレでの時間を快適なものにしてくれる「ウォシュレット」。ウォシュレットは、大きく分けると貯湯式」「瞬間式」の2種類に分類されます。

貯湯式と瞬間式はそれぞれ、どのような特徴を持つウォシュレットなのでしょうか?そして、どちらのウォシュレットがよりおすすめなのでしょうか?以下でわかりやすく解説していきます。

目次

ウォシュレットの種類~「貯湯式」と「瞬間式」の違いは?

ウォシュレットには「貯湯式」と「瞬間式」があり、かかる費用、お湯の作り方、使い勝手などに違いがあります。ここでは、それぞれの特徴と、メリット・デメリットについてご説明していきます。

貯湯式ウォシュレットのメリット

貯湯式ウォシュレット」は、本体内部に設置された小型の貯湯タンクに水を貯めて設定温度まで温め、洗浄時に貯めておいた温水を噴出する仕組みのウォシュレットです。あらかじめお湯を作っておくことで、いつでもすぐに温水が出せる状態になっていることが、大きな特徴です。

貯湯式ウォシュレットのメリットは、以下の3点です。

本体価格が安い

瞬間式と比べ構造がシンプルなので、本体価格が比較的安いです。予算を抑えたい方にとっては、魅力的な選択肢だと言えそうです。貯湯式ウォシュレットの本体価格は、1万円台~5万円程度です。高機能モデルを選んだ場合でも、8万円程度でおさまります。

安定した温水供給

タンクに貯めてある温水を使用するため、水温や水圧が比較的安定しています。使用中に水温の変化を感じにくく、使い心地が良い点が、高く評価されています。

シャワーの流量が多い

タンクに貯めてある温水を使用するため、洗浄の流量を瞬間式より多くできるモデルが多いです。たっぷりのお湯でおしりを洗いたい人には、貯湯式がおすすめです。瞬間式だと、流量は最大でも0.5L/分程度 (1分間で500mLのペットボトル1本分) ですが、貯湯式だと倍の1.0L/分程度の流量のモデルもあります。

貯湯式ウォシュレットのデメリット

貯湯式ウォシュレットのデメリットは、以下の4つです。

瞬間式と比べて電気代が高い

常にタンク内の水を温め続ける必要があるため、使用していない間も、水を保温するための電気代が発生します。そのため、瞬間式と比べると、長期的には電気代が高くなる傾向があります。

お湯が途中で切れてしまう

タンク内に貯められる温水の量には限りがあるため、連続して使用するとお湯がなくなってしまい、洗浄中のノズルから冷たい水が出てきてしまいます。いわゆる「湯切れ」です。家族が多く、連続使用した場合に、この現象が起きやすくなります。

貯湯式ウォシュレットのタンクは容量3~5リットルが一般的です。湯切れが心配な場合は、容量が大きいモデルを選ぶようにしましょう。ただし、トイレの面積が狭い場合は、コンパクトなモデルしか設置できない可能性があるので、事前にご確認ください。

タンク内で雑菌が繁殖する場合がある

タンク内で水を保温し続けることにより、水道水に含まれる塩素が失われ、タンク内に雑菌が繁殖しやすくなります。日常的にウォシュレットを使い続けている場合は、問題ありません。ただし、旅行などで長期間家を空ける場合は、注意が必要です。旅行の前に、水を抜くなどの対策をしておくといいでしょう。

タンクがある分本体が大きめ

貯湯式のウォシュレットには、タンクが内蔵されています。そのため、瞬間式と比べると本体に厚みがあり、スペースを取る点がデメリットです。狭いトイレに設置するときには、寸法を確認する必要があります。

瞬間式ウォシュレットのメリット

瞬間式ウォシュレット」は、使用する直前に水をヒーターで瞬時に加熱して給湯するタイプのウォシュレットです。貯湯式のような貯湯タンクを持たないため、水を温め続ける必要がありません。本体の内部にヒーターが搭載されており、水が通過する際に瞬時に温めます。

瞬間式ウォシュレットのメリットは、以下の5つです。

貯湯式と比べて電気代が安い

瞬間式ウォシュレットは、水を瞬時に加熱するため、貯湯式ウォシュレットのように温水を常に保温し続ける必要がありません。そのため、貯湯式と比べると電気代を大幅に節約できます。

連続して温水を供給できる

瞬間式ウォシュレットは使用時に水を瞬時に加熱して、温水として供給するので、使用している途中でお湯が切れることがありません。朝の忙しい時間帯に家族が連続してウォシュレットを使用する場合でも、快適な温水洗浄を継続して使用できます。

常に清潔な温水で洗浄できる

温水を貯めておくタンクがないため、タンク内の温水に雑菌が繁殖するというリスクがありません。瞬間式ウォシュレットは、使用時に水を瞬時に加熱するため、常に清潔で新鮮な温水で洗浄することができます。

最新の機能が搭載されている

瞬間式ウォシュレットは貯湯式ウォシュレットと比べると製品のバリエーションが豊富で、最新の機能が搭載されているモデルが多く見られます。「ノズルの自動洗浄」「温風乾燥」「オート節電」など便利な機能が多く、より快適なトイレ時間を過ごしたい人にとっては魅力的だと言えます。

コンパクトですっきりしたデザイン

貯湯タンクがないため、本体がコンパクトでスタイリッシュなデザインです。インテリアにこだわる方には特におすすめ。狭いトイレに設置しやすいという点も、大きなメリットです。

瞬間式ウォシュレットのデメリット

瞬間式ウォシュレットのデメリットは、以下の3点です。

本体価格が高い

瞬間式ウォシュレットは、高機能でデザイン性に優れているため、貯湯式ウォシュレットと比べて、本体価格が高いのが特徴です。一番安いモデルを選んだ場合の価格が、3万円~4万円程度です。

また、瞬間式ウォシュレットはバリエーションがとても豊富。そのなかでも最新鋭の高機能モデルは魅力的に感じられますが、必要としない機能まで付いている可能性があります。予算オーバーになる場合もあるので、自分にとって本当に必要な機能を見極めることが大切です。

瞬間的な消費電力が大きい

瞬時に水を温めるため、使用時に1,000~1,300W程度と瞬間的に大きな電力を消費します。そのため、他の電化製品を同時に使用するとブレーカーが落ちる可能性があるので、十分ご注意ください。

シャワーの流量が少ない

瞬間式ウォシュレットは、一定時間に温める水の量に限りがあります。そのため、瞬間式は貯湯式に比べてシャワーの流量が少ないです。

貯湯式だと流量は1.0L/分程度ですが、瞬間式だとシャワー流量は最大でも0.5L/分程度となります。たっぷりのお湯でおしりを洗いたい人にとっては、瞬間式は物足りなく感じられるかもしれません。

ウォシュレットを選ぶポイント

ここまでで、貯湯式・瞬間式、それぞれのメリットとデメリットについてご説明してきました。どちらのウォシュレットを使用すると、より満足できるかは、使用する人の家族構成や居住環境によって違います。

なので、ウォシュレットを選ぶポイントについて、タイプ別でご紹介します。

ウォシュレットの水はきれい?衛生面を気にするなら瞬間式

ウォシュレットを選ぶときに、衛生面を気にする人は多いでしょう。特に、貯湯式ウォシュレットについては、「貯湯タンク」があるということから、「貯湯タンクから出るウォシュレットの水はきれいなのか?使い回しなのではないか?」と心配する人が多いようです。

湯タンクの水は、水道管から直接供給される水道水であり、使い回しではないので、ご安心ください。次に、貯湯式と瞬間式のどちらがより衛生的なのか、比較してみましょう。

比較した場合は、瞬間式のほうがより衛生的だと言えるでしょう。貯湯式では、タンク内の水を保温し続けることで水中の塩素が失われ、雑菌が繁殖する可能性があります。

貯湯式における雑菌の繁殖については、毎日ウォシュレットを使用している場合は、水の入れ替えが頻繁に行われるので、それほど心配はいりません。たまにしかウォシュレットを使用しない人には、衛生面を考えると、瞬間式がおすすめです。

電気代を節約したいなら瞬間式

貯湯式と瞬間式では、ウォシュレットを稼働させるのに必要な電気代に差があります。電気代が安いのは瞬間式です。水を温めて保温し続ける貯湯式に対して、瞬間式は水を瞬時に加熱するため、電気代が安く抑えられます。

貯湯式の電気代は「約300円/月」「約3,600円/年」です。それに対して、瞬間式の電気代は「約130円/月」「約1,560円/年」です。瞬間式の方が貯湯式よりも、年間2,000円ほど電気代が安くなることがわかります。

家族の人数が多い場合は瞬間式

家族の人数が多い場合は、瞬間式がおすすめです。貯湯式は、連続して使える湯量が限られており、複数人が使用している最中に、お湯が切れて洗浄水が水になってしまう可能性があります。

貯湯式の貯湯量は最大噴射1分前後。大家族が連続して使用するには、やや足りない貯湯量です。また、お湯を使い切った後、再度お湯を沸かすのに5〜10分かかります。朝の忙しい時間帯には不便に感じられることでしょう。

それに対して、瞬間式は、瞬時に必要な温水を供給できるため、急いでいる朝の時間帯などには、大いにその利便性を発揮します。

古い住宅に住んでいる場合は貯湯式

瞬間式は、瞬間的な消費電力が大きいため、使用時にブレーカーが落ちる可能性があり、注意が必要です。瞬間式の瞬間的な消費電力は約1,300Wです。それに対して、貯湯式は約300~400Wです。

契約アンペア数が少ない家庭では、ウォシュレット使用時にブレーカーが落ちやすくなります。ウォシュレットを頻繁に使う場合は、ウォシュレット設置時に契約アンペア数を上げる (契約している電力会社に連絡) のもひとつの手です。

ですが古い住宅の一部では、ある程度まで (一般的には30Aまで) アンペアを上げることができるが、それ以上上げると電気工事が必要となり、かなり費用がかかります。お住まいの住宅がこれに該当するかどうかは、契約している電力会社にお問い合わせください。

古い住宅に住んでいて、ブレーカーが落ちるリスクを避けたい方には、貯湯式がお薦めです。

長期間、家を空けることが多い人は瞬間式

長期間家を空けることが多い人には、瞬間式がおすすめです。貯湯式の場合、トイレを使用していない間も水を温め続けるので、電気代がかさんでしまいます。また、タンクに貯めた水を長期間使用しないと、タンク内に雑菌が繁殖する可能性があります。

長期間留守にする人が貯湯式を使用する場合は、お手入れも大変です。ウォシュレットを1週間以上使用しない場合は、タンク内の水の腐敗を防ぐため、水抜きと再通水の作業が必要になります。

ウォシュレットの本体価格の安さを重視するなら貯湯式

ウォシュレットの本体価格の安さを重視する方には、貯湯式がおすすめです。貯湯式の本体価格の相場は「1~8万円」、瞬間式の本体価格の相場は「3~11万円」です。

また、近年発売されたウォシュレットの多くが高機能を売りにしていますが、特別な機能は必要なく、お湯で洗浄すること自体が目的の方には、リーズナブルでシンプルな機能の貯湯式ウォシュレットをおすすめします。

最新の機能を求めるなら瞬間式

最新の機能を求める方には、瞬間式がおすすめです。瞬間式は貯湯式と比べて、「脱臭機能」「節水機能」「乾燥機能」「オート洗浄」「自動開閉」などの最新機能が充実しています。

また近年では、瞬間式ウォシュレットの「省エネ設計」が注目を集めています。例えば、最新のモデルではセンサー技術を活用し、着座時にのみ便座の暖房を行う機能も搭載されており、古いモデルを使用した場合と比較して、電気代を大幅に削減することが可能です。

まとめ

最後にまとめると、貯湯式ウォシュレットと瞬間式ウォシュレットの特徴は、以下の通りです。

  • 貯湯式:瞬間式と比べて、使い心地の良さという点で優れています。安定した温水供給、シャワーの流量の多さは、使用時の気持ち良さにつながります。ブレーカーが落ちる心配がないのも大きなメリットです。
  • 瞬間式:貯湯式と比べて、コストパフォーマンスの良さと利便性という点で優れています。電気代の安さは魅力的。連続して使用してもお湯が切れる心配がないので、家族が多い方にはおすすめです。

新しくウォシュレットの設置を検討する際には、ぜひこの記事を参考にして、予算やライフスタイルにピッタリ合ったウォシュレットを選んでみてくださいね!

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