エネファームで後悔する?メリットから仕組み、寿命まで徹底解説!

リフォーム業歴12年のエイトです!

エネファームは、水素をエネルギー源として発電するシステムです。光熱費を抑えられるだけでなく、環境に優しい設備としても注目を集めています。

しかし、導入条件や使い方によっては、かえって出費がかさんでしまうケースもあるため注意が必要です。

本記事では、エネファームの仕組みや寿命、そしてメリット・デメリットについてわかりやすく解説します。エネファームを設置するかどうか迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。

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目次

エネファームとは

エネファームは、ガスを使って発電する家庭用燃料電池システムです。正式名称は「家庭用燃料電池コージェネレーションシステム」といいますが、エネルギーを作り出すことから「Energy(エネルギー)」と「Farm(農場)」を組み合わせて「エネファーム」という愛称がつけられました。

エネファームは2025年現在、以下の3つのメーカーで販売されています。 

  • パナソニック
  • アイシン精機
  • 京セラ

エネファームの仕組み

エネファームは、「燃料電池」と「貯湯タンク」という二つのユニットから構成されています。

燃料電池のエネルギー源は水素で、ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて電気を作り出します。その際に発生した排熱でお湯を沸かし、貯湯タンクに溜めて、お風呂やキッチン、床暖房などに活用します。

こうした、発電の際に発生する排熱を有効活用する仕組みを「コージェネレーションシステム」と呼びます。

エネファーム(家庭用燃料電池コージェネレーションシステム)は、燃料電池とコージェネレーションシステムをうまく融合させたシステムで、環境に優しい社会の実現につながると期待されています。

エネファームの寿命

エネファームの寿命(問題なく使用できる期間)は、設置環境や使用方法によって異なりますが、おおむね10〜12年程度が一つの目安です。

エネファームの寿命に大きな影響を与えるのが、発電装置の中枢を担う燃料電池ユニットです。10年を超えると、この燃料電池ユニットの劣化により発電効率の低下やガス漏れのリスクが高まるとされています。そのため、多くのメーカーでは保証期間を10年に設定しています。

なお、点検や部品交換によって燃料電池ユニットの寿命を延ばすことも可能ですが、メンテナンス費用がかかるうえ、延命できる期間は数年程度にとどまる場合も少なくありません。燃料電池ユニットの劣化が著しくなる10年を目安に、買い替えを検討することで、結果的に出費を抑えられるケースもあります。

エネファームのメリット

エネファームの主なメリットは以下の3点です。

 それぞれのメリットについて解説します。

光熱費が安くなる

エネファームを設置することで、光熱費を安く抑えられる可能性があります。その理由は以下の3つです。 

  • 自家発電ができる:エネファームは、燃料電池を使って家庭内で自家発電ができるため、その分電力会社から購入する電気の量が減り、電気代が安くなるケースが多くあります。
  • ガスの消費量を抑えられる:発電時に発生する排熱を給湯に再利用できるため、効率よくお湯を沸かすことができ、ガスの使用量を抑えられる場合があります。
  • 特別な料金プランを利用できる場合がある:ガス会社によっては、エネファームを導入した家庭向けに、特別な料金プランを提供していることがあります。

たとえば東京ガスでは、「エネファームで発電エコぷらん」というプランがあり、エネファームを設置するなど一定の条件を満たすと、一般的なガス料金と比べて4〜25%の割引が適用されます。 

環境に優しい

環境に優しい点も、エネファームの大きなメリットの一つです。

現在の日本では、発電の約70%を火力発電に頼っており、その過程で大量の二酸化炭素(CO₂)が排出されています。CO₂は地球温暖化の主な原因とされており、世界中でその排出削減が求められています。

 一方、エネファームは水素をエネルギー源とし、発電時に直接CO₂を排出しない点が強みです。そのため、環境負荷の少ない発電システムとして注目されています。 

災害時に対応できる

災害時にも、エネファームは頼れる存在です。

自家発電が可能なため、都市ガスと水道が使える状態であれば、停電時でも発電が可能です。

地震などの災害時には、送電設備が被害を受けて停電が長引くことがあり、復旧までに数日から数週間、場合によっては数ヶ月かかることもあります。

そのような状況でも電気を利用できるのは、エネファームの大きなメリットといえるでしょう。

 エネファームのデメリット

環境に優しく、災害時に役立つエネファームですが、デメリットも多数存在します。主なデメリットは以下のとおりです。 

それぞれのデメリットについて、以下に詳しくご紹介します。 

初期費用が高い

エネファームは、導入に多額の費用がかかるのがネックです。

メーカーや製品、設置環境によって異なりますが、本体価格はおおよそ100万〜200万円、設置工事費用も30万〜80万円程度が目安とされています。

光熱費が削減できるとはいえ、お湯の使用量が少ない家庭や、ガス料金が高い地域では思ったほど節約効果が得られず、結果的に損をしてしまうケースも少なくありません。

 広い設置スペースが必要

エネファームは、貯湯タンクなど複数の機器を設置する必要があるため、ある程度広いスペースが求められます。

製品や構成機器によって異なりますが、設置には約1.1㎡程度のスペースが必要とされるケースが一般的です。

さらに、本体の搬入経路や作業スペースの確保も必要になるため、住宅の構造によっては設置が難しいこともあります。

特に、集合住宅や敷地に余裕のない狭小住宅では、そもそも設置自体ができない場合もあります。 

お湯が満タンになると発電が止まる

エネファームは、お湯を沸かす際に同時に発電を行う仕組みになっています。

そのため、貯湯タンクが満タンになると、それ以上お湯を沸かせなくなり、発電も止まってしまいます。

お湯の使用量が少ない家庭では、発電の機会が減ってしまい、かえって電気代が高くなる場合もあるため注意が必要です。

 まとめ

エネファームの仕組みや寿命、メリット・デメリットについて解説してきました。

エネファームは、環境にもお財布にも優しいといわれていますが、導入にはまとまった費用がかかり、ライフスタイルによっては十分に効果を発揮できない場合もあります。

設置費用と、節約できる光熱費を比較したうえで、本当に自分に合った設備かどうかをしっかりと検討することが大切です。

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