
リフォーム業歴12年のエイトです!
人気の高いキッチン設備、「ディスポーザー」。ディスポーザーは、キッチンシンクの排水口部に取り付けて、生ごみを水と一緒に細かく粉砕する生ごみ処理機です。砕かれた生ごみはジュース状になり、最終的には、下水道に流れていきます。
近年、新築マンションでは、ビルトイン食洗器やIHクッキングヒーターなどと同様に、ディスポーザーが標準装備されているケースが増えてきています。
ディスポーザーを日々スムーズに使い続けることは、比較的簡単です。不明点や疑問点がある場合は、取扱説明書を読んだり、製造メーカーに問い合わせることで解決可能です。
しかし、ディスポーザーが故障して、交換または撤去が必要になったときの対処法については、あまり知られていないのが現状です。マンションの標準装備のディスポーザーを、自分の都合だけで、勝手に交換または撤去して良いのか?自治体に許可を取る必要はあるのか?事前に確認すべきポイントはたくさんあります。
この記事では、ディスポーザーが故障した際の対処法について、場合別に、わかりやすくご説明していきます。
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故障したディスポーザーを交換?それとも撤去?種類別に対処法を解説!
自宅で手軽に生ごみを処理できるディスポーザーは、悪臭や害虫の発生を防ぐことができる、人気の住宅設備です。非常に便利な設備ですが、故障の際、交換や撤去にお金がかかるというデメリットも広く知られています。
マンション設置用のディスポーザーの耐用年数は約7年。設置からちょうど7年で故障することが多いという話はよく聞かれます。
また、うっかり硬いものをディスポーザーに流してしまい、故障したというケースも多いようです。ディスポーザーは、サザエや牡蠣などの大きな貝殻、豚骨や牛骨などの大きな骨、カニの殻などを粉砕することができません。身近なもので言うと、卵の殻も粉砕することができないので、ご注意ください。
このようにさまざまな原因で故障するディスポーザー。今後も使い続けたいのか、もう使いたくないのか…こういったニーズに応じて、自由に交換または撤去したいですよね。しかし、そう簡単に事が運ばないのが、ディスポーザーの面倒なところです。
具体的に言うと、お使いのディスポーザーの種類によって、自由に交換または撤去できるかが決まります。ディスポーザーの種類は「機械処理タイプ」「生物処理タイプ」「単体ディスポーザー」の3種類です。さらに、マンション・戸建てのどちらにお住まいかによって、交換・撤去の自由度は決まってきます。
以下で、ディスポーザーの種類別に、ディスポーザーが故障した際の対処法を、わかりやすくご説明していきます!
機械処理タイプの場合
機械処理タイプのディスポーザーは、「単体ディスポーザー+乾燥装置」という構造の製品です。「乾燥装置(コンパクトな処理槽)」は、キッチン下に設置されています。
機械処理タイプの場合、ディスポーザーで破砕した生ごみを、固形物と水分に分離させます 。水分は下水道へ流し、固形物は乾燥装置で処理し、燃えるごみの収集に出します。
このタイプの特徴は、処理槽がコンパクトだということ。後で説明する「生物処理タイプ」は、処理槽を地中に埋設する必要があるため、かなり費用がかかり、そもそも新築時に設置するのが一般的、後付けはできないタイプです。
後付けのディスポーザーをお使いの方の多くが、「機械処理タイプのディスポーザー」をお使いだと思われます。製造メーカーに問い合わせるなどしてご確認ください。
また、戸建てにお住まいの方の多くが、機械処理タイプのディスポーザーをお使いだと思われます。一般的な戸建ての庭に大規模な処理槽を設置するのが難しいためです。こちらも、製造メーカーに問い合わせるなどしてご確認ください。
次に、機械処理タイプのディスポーザーを、自由に撤去または交換できるかを確認していきます。
撤去に関しては、戸建てにお住まいの場合は自由です。マンションにお住まいの場合は、マンション管理会社に事前に確認する必要があります。管理規約で「ディスポーザーを撤去してはいけない」と撤去を禁止しているマンションもありますので、ご注意ください。
交換に関しては、お住まいの自治体に確認する必要があります。ディスポーザーは、国内のどの地域でも設置できるわけではありません。ディスポーザーの使用が制限されている (ただし種類によっては使用可能) 地域もあります。
これから新しく設置しようとしているディスポーザーが、その自治体で使用可能かどうか、ご確認ください。
マンションにお住まいの場合は「交換に関しても」マンション管理会社に事前に確認する必要があります。そもそも、後付けのディスポーザー自体、管理規約で禁止されている場合があるためです。その場合は、撤去一択となりますので、ご注意ください。
生物処理タイプの場合
生物処理タイプのディスポーザーは、「単体ディスポーザー+排水処理槽」という構造の製品です。「排水処理槽」は、地中に埋設されています。この「排水処理槽」は、大規模で非常に処理能力が高く、タワーマンションであれば全戸分の生ごみを処理することが可能です。
生物処理タイプの場合、ディスポーザーで破砕した生ごみと台所排水を、バクテリアなどの微生物の力で有機物を分解するという方法で、排水処理槽で処理してから下水道へ流します。
「生物処理タイプ」は、タワーマンションなどの大規模な物件に設置されていることが多いです。戸建てに設置されることは少ないです。
「生物処理タイプ」を導入するためには、そもそも「ディスポーザー専用排水処理槽」を設置することが条件となるため、導入コストを考えると、タワーマンションなどの総戸数が多い物件での導入に向いていると言えます。
次に、生物処理タイプのディスポーザーを、自由に撤去または交換できるかを確認していきます。
撤去に関しては、戸建てにお住まいの場合は、難しいと言えます。地下に埋設した「排水処理槽」を撤去するためには大がかりな工事が必要で、膨大な費用がかかります。撤去を希望する場合は、新築時にディスポーザーを設置した業者にご相談ください。
マンションにお住まいの場合は、マンション管理会社に事前に確認する必要があります。管理規約で「ディスポーザーを撤去してはいけない」と撤去を禁止しているマンションもありますので、ご注意ください。
交換に関しては、お住まいの自治体に確認する必要があります。ディスポーザーは、国内のどの地域でも設置できるわけではありません。ディスポーザーの使用が制限されている (ただし種類によっては使用可能) 地域もあります。
これから新しく設置しようとしているディスポーザーが、その自治体で使用可能かどうか、ご確認ください。
マンションにお住まいの場合は「交換に関しても」マンション管理会社に事前に確認する必要があります。現在使用しているものと同じ製品に交換するなら問題ないことが多いですが、違うタイプの製品に交換したい場合、管理会社から許可を得る必要がある可能性があるので、ご注意ください。
単体ディスポーザーの場合
単体ディスポーザーは、「直接投入型ディスポーザー」と呼ばれる製品です。
単体ディスポーザーの場合、回転する刃によって生ごみを粉砕し、粉砕後の微細なごみを水と一緒に下水道に流します。「処理槽」がないのが特徴です。
単体ディスポーザーの設置には、大きな問題があります。そもそも単体ディスポーザーは「多くの自治体で設置を認められていない」のです。
ディスポーザーで粉砕された生ごみがそのまま下水に流されることで、汚濁した排水が直接下水道本管に流れ込み、下水処理場の処理能力を圧迫するというのが、その理由です。
単体ディスポーザーを設置している家庭は比較的少ないとは思いますが、「古い物件である」「自治体に確認せずディスポーザーを設置した」などに当てはまる場合は、お使いのディスポーザーが「単体ディスポーザー」である可能性があります。ご確認ください。
単体ディスポーザーの撤去・交換に関しては、お住まいの自治体に確認する必要があります。撤去が必要になる可能性が高いですが、詳しくは自治体の担当者にお問い合わせください。
交換費用と撤去費用
ディスポーザーの交換費用と撤去費用について、ご説明していきます。
ディスポーザーの交換費用は、メーカーや製品にもよりますが、約8万円から16万円になります。このうち、工事費用は約5万円から8万円、本体価格は約3万円から8万円程度になります。
ディスポーザーの撤去費用は、約1.5万円から3万円になります。業者によって料金はかなり異なりますので、事前に見積もりすることをおすすめします。
【マンション】撤去後の注意点
マンションにお住まいの方がディスポーザーを撤去した後、注意していただきたいポイントがあります。
ディスポーザーの取扱説明書に「塩素系洗剤、アルカリ性洗剤は使用不可」と明記されていたことと思います。
マンションのディスポーザーが「生物処理タイプ」の場合は、ディスポーザー撤去後も、塩素系洗剤、アルカリ性洗剤を使用しないようにしてください。
ご自宅のディスポーザーを撤去しても、排水が、いったんマンションの排水処理槽に放流されるので、処理槽の微生物の働きを弱める塩素系洗剤・アルカリ性洗剤の使用はNGとなります。
【新機種に交換】ディスポーザーの種類と特徴
故障したディスポーザーを交換する際には、「同じ製品に交換する」ことをおすすめします。使い方が同じなので戸惑うことが少ないですし、お住まいのマンションの規約に違反する可能性も低いです。
しかし、これまで使っていたディスポーザーの使い勝手の悪さに悩み、まったく新しい機種に交換したいというケースもあるでしょう。ここでは、新機種に交換を検討している方のために、ディスポーザーの種類と特徴について、ご説明していきます。
投入方式
生ごみを投入する方式は、2通りあります。「一括投入方式」と「連続投入方式」の2通りです。
一括投入方式 (バッチ運転方式)
一括投入方式 (バッチ運転方式) は、処理したい生ごみを投入し、ふたを閉めて、水を流し、ふたを回転させることでスイッチを入れ、ディスポーザーを作動させる方式です。作動中には投入口に手が入らないため安全に使用できます。日本のマンションで使用されているディスポーザーの多くが「一括投入方式」です。
連続投入方式 (外部スイッチ方式)
連続投入方式 (外部スイッチ方式) は、水を流し、スイッチを入れ、ディスポーザーを作動させ、作動しているディスポーザーの中に、どんどん生ごみを投入していく方式です。大量の生ごみをスムーズに処理できるというメリットがあります。しかし、作動中のディスポーザーに誤って手を入れてしまうと怪我をする可能性があるので、十分ご注意ください。「連続投入方式」は、主に海外で使われている方式です。
粉砕方式
生ごみの粉砕方式は、3通りあり、方式によって、動作音・粉砕力・メンテナンス性が異なります。それぞれの特徴について、以下でご説明していきます。
ハンマーミル方式
「ハンマーミル方式」は、国内外のメーカーで多く採用されている方式です。ターンテーブルが回転し、側壁の固定刃に押しつけて粉砕します。粉砕能力が高く、比較的硬い生ごみも処理できます。振動・動作音は大きめです。
チェーンミル方式
「チェーンミル方式」は、パナソニックのディスポーザーで採用されている方式です。回転するチェーンで粉砕する方式です。チェーンに可動域があるので、ハンマーミルと比べて噛み込みが起こりにくいのが特徴です。振動・動作音は小さめです。
ブレードミル方式
「ブレードミル方式」は、マックスのディスポーザーで採用されている方式です。ブレードが回転して生ゴミを砕きます。ブレードにはエッジがなく安全に使用できます。粉砕部を取外して丸洗いできるという特徴があります。
給水方式
ディスポーザーは本体に給水しながら使用しますが、この給水方式には3通りあります。工事の手間や費用を考えると、お使いのディスポーザーと同じ給水方式を選ぶのがおすすめです。しかし、別の方式に交換することも可能です。ここでは、各方式の特徴について、わかりやすくご説明していきます。
手動給水タイプ
「手動給水タイプ」は、使用者が蛇口 (キッチン水栓) を開けて水を流しながら、ディスポーザーを使用するタイプです。比較的価格が安いのが特徴です。
ディスポーザーとキッチン水栓が直接つながっていないので、故障時には、ディスポーザー本体のみの交換となり、交換にかかるコストを抑えることができます。
国産ディスポーザーのほとんどがこの方式を採用しています。
分岐自動給水タイプ
「分岐自動給水タイプ」は、ディスポーザーのスイッチを押すと、自動で水が出るタイプです。水は、家庭のキッチン水栓から給水されます。キッチン水栓から給水される水が、蛇口用の水とディスポーザー用の水の2つに分岐されるという仕組みです。比較的価格が高いのが特徴です。
このタイプのディスポーザーを設置する際、お使いのキッチン水栓をそのまま使うことができないことが多いです。ディスポーザーとあわせて、キッチン水栓も分岐対応できるものに交換が必要となります。
全自動給水タイプ
「全自動給水タイプ」は、ディスポーザーのスイッチを押すと、ディスポーザーに直結された給水管から、直接粉砕室に水が流れ込むタイプです。キッチン水栓は使用しません。比較的価格が高いのが特徴です。
このタイプを設置する場合、逆流防止装置 (バキュームブレーカー) をシンクに別途取り付ける必要があります。
撤去したいが撤去できない!そんな場合の対処法
故障をきっかけにディスポーザーを撤去したいのだが、マンションから許可が下りないなどの理由で撤去できない…そのような場合、どう対応すればいいのでしょうか?以下でわかりやすくご説明していきます。
放置はNG!撤去しない場合は交換が必要
ディスポーザーを撤去できないのなら、故障したディスポーザーをそのまま放置しておきたい…そんな気持ちになりますよね。しかし、故障したまま放置すると、ご家庭のキッチン環境が大幅に悪化し、シンクの故障にもつながるので、放置はおすすめできません。
ディスポーザー故障後、ディスポーザーを使わずに生活することは可能です。しかし、ディスポーザーにほんの細かな食べかすが落ちることは避けられません。もしディスポーザーが作動しないと、落ちた食べかすがそのまま残ってしまい、拾い上げることもできないので、悪臭が漂い、シンクとディスポーザーのつなぎ目が錆びてしまう可能性があります。
費用はかかってしまいますが、ディスポーザーが故障した場合、撤去できないのなら、必ず新品に交換しましょう。
ディスポーザーに頼らず生ごみ処理
ディスポーザーを新品に交換したけれどディスポーザーを使いたくない…そんな場合は、排水口に生ごみが流れないよう注意して、できるだけディスポーザーを汚さないよう、生ごみ処理するように心がけてみてください。
生ごみは、ディスポーザーがなかった頃と同様、普通に捨てます。排水口に、排水カバー (受け皿) を設置して、生ごみが排水口に入らないようにしてください。排水カバーは、ホームセンターやスーパーマーケットなどで購入可能です。
ディスポーザーのお手入れは忘れずに
ディスポーザーを使っていなくても、ときには、臭いやぬめりが気になることがあるでしょう。細かな食べかすが排水口に流れてしまうことがあるためです。
そういったときには、ディスポーザーの一般的なお手入れと同様、「氷を使った簡単お手入れ」で対応してみてください。
冷蔵庫の製氷機で作った氷を数個入れ、中性洗剤を少量垂らしてディスポーザーを作動させるという方法で行います。粉砕した氷の破片が内部に飛び散り、付着した汚れをそぎ落としてくれます。また、氷を削ることによって粉砕刃を研ぐという効果もあります。なお、製氷機の氷はOKですが、市販のロックアイスは硬いので、使わないようにしてください。
まとめ
ディスポーザーが故障した場合、新機種に交換するのか、撤去するのか…かかる費用のことや今後の使用頻度のことを考えると、どちらを選択するべきか、悩んでしまいますよね。
この記事で説明してきた通り、ディスポーザーを自由に交換または撤去できるかは、お使いのディスポーザーの種類、マンション管理組合の規約、自治体許可の有無に関わってきます。
このように、自分の意思だけで交換・撤去できないのが、ディスポーザーの面倒なところです。マンションの規約や自治体の規制に違反することがないよう、十分ご確認のうえ、交換・撤去の手続きを進めるようにしてくださいね!

