
リフォーム業歴12年のエイトです!
「エコキュートと電気温水器の違いって何?」
「自分に合っているのはどっちだろう?後悔のない選択をしたい…。」
近年はエコキュートを導入する方が増えており、おすすめされる機会も多いけれど、電気温水器との違いがわからず悩んでいませんか?できればお得になる方を選びたいと考える方も多いでしょう。
この記事では、エコキュートと電気温水器の違いをさまざまな項目に分けて徹底比較します。
エコキュートと電気温水器の違いを理解することで最適な選択ができますので、ぜひ参考にしてください。
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エコキュートと電気温水器の違いを徹底比較
エコキュートと電気温水器にはどのような違いがあるのでしょうか。
それぞれの違いを簡単に比較すると、以下の通りです。
| エコキュート | 電気温水器 | |
|---|---|---|
| 仕組み | 空気中の熱を利用する省エネ型 | ヒーターで直接水を加熱する従来型 |
| 寿命・耐用年数 | 約10〜15年 | 約10〜15年 |
| 導入価格 | 約40〜80万円 | 約20〜40万円 |
| 月間の電気代 | 約1,500〜3,000円 | 約3,000〜5,000円 |
| 設置スペース | 幅が大きい | コンパクト |
| 静音性 | 動作音あり | 静か |
各項目を詳しく解説していきます。
仕組みの違い
エコキュートと電気温水器は、どちらも電気でお湯を沸かす給湯器のことです。主な違いは「お湯の沸かし方」にあります。
- エコキュート:電気の力だけでなく空気中の熱を利用してお湯を沸かすヒートポンプ方式
- 電気温水器:タンク内の電熱ヒーターを使って直接水を温める仕組み
エコキュートは空気の熱を活用して二酸化炭素の排出を抑えるので、高い省エネ効果が期待できます。
それに対して、電気温水器は電気のみを使用するため、エネルギー効率が低く消費電力が大きくなります。
寿命・耐用年数の違い
エコキュートと電気温水器の寿命は、どちらも約10〜15年が目安です。
設置から10年以上経つと経年劣化で故障が起きやすくなります。そのため、10年を目安に点検を行うことが重要です。
エコキュートはお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンク」の2つがあり、ヒートポンプユニットの方が早めに寿命を迎える傾向があります。
導入価格・ランニングコストの違い
エコキュートの導入価格は高めで、本体と工事費合わせて約40〜80万円が相場です。一方、電気温水器の導入価格は約20〜40万円が目安となります。
初期費用は電気温水器の方が安くなりますが、ランニングコストはエコキュートの方がお得です。
資源エネルギー庁によると、エコキュートの年間の電気代は、電気温水器に比べて約75%の削減になると試算されています。
( 参考:ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える|資源エネルギー庁 )
設置スペースの違い
設置スペースに関しては、電気温水器の方がコンパクトになります。電気温水器は貯湯タンクのみなので、横幅1m、奥行き1mほどのスペースで設置可能です。
一方、エコキュートは貯湯タンクに加え、ヒートポンプユニットも設置する必要があります。
ヒートポンプユニットのサイズは「高さ約60〜70cm、幅約50〜70cm、奥行き約30cm」が一般的です。そして、貯湯タンクのサイズは「高さ約2m、幅約60cm、奥行き約50cmが目安」となります。
さらに、壁から約10〜30cmほど離した場所に設置する必要があるので、電気温水器より広いスペースが必要です。
ただし、最近は薄型タンクのエコキュートも出ているので、以前は導入が難しかった奥行きが狭い場所でも設置できるケースが増えています。
静音性の違い
静音性については、電気温水器の方が静かです。電気温水器は電熱ヒーター式で動作音がほとんどないため、騒音トラブルを心配する必要がありません。
一方、エコキュートはヒートポンプ稼働時に音が発生します。動作音は約40〜50dBで図書館内くらいの大きさですが、深夜に動作すると音が気になることもあります。
特に寝室の近くや隣家に近い場所は、騒音のトラブルに発展することも少なくありません。そのため、静かな住宅街ではエコキュートの設置場所に配慮が必要になるでしょう。
エコキュートのメリット・デメリット
ここからは、エコキュートを導入するメリット・デメリットを見ていきましょう。
エコキュートのメリット
電気温水器と比較した場合、エコキュートには以下のメリットがあります。
- 電気代を節約できる
- 太陽光発電との相性が良い
- 環境への負担が少ない
特にランニングコストを抑えられるのが大きなメリットです。エコキュートは電気の力に加えて空気中の熱も利用するため、電気使用量を削減できます。
月間の電気代は約1,500〜3,000円が相場で、電気温水器と比較すると年間数万円を節約することが可能です。
電気使用量を減らし、二酸化炭素の排出量削減にもつながるため、環境への負担も少なくなります。
エコキュートのデメリット
電気温水器と比較したエコキュートのデメリットは以下の通りです。
- 導入価格が高い
- 設置スペースが限られる
- 騒音トラブルが発生する可能性がある
一番のデメリットは導入価格が高いことです。本体と工事費を合わせた設置費用は、電気温水器に比べて約1.5〜2倍の価格になります。
また、ヒートポンプユニットと貯湯タンクを設置できるスペースが必要です。玄関横のパイプスペースに電気温水器を設置しているマンションがよくありますが、スペースがない場合、エコキュートにできないこともあります。
さらに、動作音が発生する関係で、寝室の近くや隣家の近くには置けないため、設置する場所も制限されるでしょう。
電気温水器のメリット・デメリット
続いて、電気温水器のメリット・デメリットについても見ていきましょう。
電気温水器のメリット
エコキュートと比較した場合、電気温水器には以下のメリットがあります。
- 導入価格が安い
- 設置スペースがコンパクトで室内・屋外どちらにもおける
- 動作音がほとんどなく騒音トラブルの心配がない
電気温水器は導入価格が安いのがメリットです。エコキュートよりはサイズがコンパクトなので、設置スペースが狭くても置くことができます。また、室内にも設置可能です。
電熱ヒーター式なので動作音がほとんどなく、寝ているときに音が気になったり、近隣と騒音トラブルになったりする心配もありません。
電気温水器のデメリット
- 電気代が高い
エコキュートと比較して、電気温水器は電気代が高くなってしまうことがデメリットです。
電気温水器を利用した場合、月間の電気代はおよそ3,000〜5,000円で、年間にするとエコキュートより数万円高くなります。
長く使い続けるほど差額は大きくなり、導入価格を含めたトータルコストがエコキュートより高くなるケースもあります。
ランニングコストの削減を重視するのであれば、電気温水器よりもエコキュートを選んだ方がお得になるでしょう。
エコキュートと電気温水器、共通のデメリット
エコキュートと電気温水器は、どちらもお湯切れを起こす可能性があります。
両者は夜間に沸かした1日分のお湯を貯湯タンクに貯め、そこからキッチンやシャワー、洗面所にお湯を送る仕組みになっています。そのため、タンクにあるお湯を使い切ってしまうと、お湯が出なくなるのです。
お湯切れが起きると、次のお湯を沸かすまでに3〜6時間ほどかかってしまいます。このような事態を避けるには、家族の人数に合わせたタンクの容量を選ぶことが重要です。
例えば、一般的に4〜5人家族の場合は460Lのタンク容量が目安になります。また、人数だけでなく、使用量も考慮して余裕を持った容量を選ぶことがポイントです。
エコキュートと電気温水器のどちらを選ぶべきか
ここまでエコキュートと電気温水器の違いやメリット・デメリットを解説してきましたが、どちらを選ぶべきなのでしょうか。
近年は経済的かつ環境に優しいエコキュートを導入する家庭が多くなっています。2025年3月にはエコキュートの累計出荷台数が1,000万台を突破し、毎年増加傾向を辿っています。
参考:家庭用自然冷媒ヒートポンプ給湯機「エコキュート」累計出荷台数 1,000万台突破について|一般社団法人ヒートポンプ・蓄熱センター
長期間にわたって電気代を削減したい方は、エコキュートの導入がお薦めです。ただし、最適な選択をするには、コスト以外に設置環境なども考慮する必要があります。
例えば、ヒートポンプユニットや貯湯タンクを置くためのスペースがない場合、エコキュートを設置できないかもしれません。
それぞれのメリット・デメリットも踏まえたうえで、各家庭に適した方を選びましょう。
まとめ
今回はエコキュートと電気温水器の違いを比較しました。
エコキュートは電気の力だけでなく、空気中の熱を利用してお湯を沸かすため、電気の使用量を削減できます。導入価格は高いものの電気代は大幅に削減できるため、近年はエコキュートを導入する家庭が増えています。
経済的かつ環境に優しい反面、設置スペースの確保が必要だったり、深夜の騒音が気になったりといった難点があるのも事実です。
すべての家庭に最適とはいかず、どちらを選ぶべきかは生活スタイルや設置環境なども考慮する必要があります。
給湯器の交換を検討していて、エコキュートと電気温水器のどちらにするか迷っている方は、今回の内容を参考に最適な方を選んでみてください。

