
リフォーム業歴12年のエイトです!
「エコキュートはやめとけって本当?」「導入を検討しているけれど、後悔したくない。」
既存の給湯器が故障・老朽化し、光熱費を抑えるためにエコキュートの導入を検討している方は多くいます。しかし、ネット上では「やめとけ」という意見もあり、実際どうなのか気になりますよね。
この記事では、「エコキュートはやめとけ」と言われる理由やデメリット、選ばれる理由、後悔しないための対策について解説します。
エコキュートのデメリットとメリットを事前に把握し、後悔のない導入を実現しましょう。
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エコキュートはやめとけと言われる理由とデメリット
エコキュートの導入件数は年々増えています。しかし、「やめとけ」という意見があるのはなぜでしょうか。それには以下の理由が挙げられます。
お湯切れになる場合がある
お湯切れとは、貯湯タンクのお湯を使い切った状態のことです。シャワーを長時間使用したり、まとめてお湯を使ったりすると発生します。
エコキュートはお湯を沸かす「ヒートポンプユニット」と、お湯を貯める「貯湯タンク」の2つの機器で構成されています。
必要なタイミングでお湯を沸かすガス給湯器と違い、夜間に1日分のお湯を沸かして貯めておくのが一般的です。そして、キッチンやお風呂、洗面所のお湯は、この貯湯タンクから送られてきます。
お湯切れを防止するには、導入時に適切なタンク容量を選ぶことが重要です。また、「自動沸き増し」機能を活用することも有効になります。
導入費用が高い
エコキュートの導入費用は、本体価格と設置工事費を合わせて総額およそ40〜80万円が相場です。ガス給湯器の導入費用は20〜40万円程度なので、約2倍かかります。
ただし、エコキュートは自然エネルギーを活用するため、電気使用量を最小限に抑えられます。また、ガス給湯器の寿命は約10年であるのに対し、エコキュートは約10〜15年の寿命が期待できます。
長期間使用することを考えれば、ランニングコストはエコキュートの方がお得になるでしょう。
シャワーの水圧が弱い
ガス給湯器からエコキュートに変えると、シャワーの水圧が弱く感じる場合があります。水圧が弱くなるのは、水道水を貯湯タンク内で減圧して貯めているからです。
水道管から送られる圧力を直接利用しているガス給湯器に比べ、水圧は約3分の1となっています。ただし、近年はエコキュートの改良が進み、以前ほど水圧が弱いと感じることはなくなってきました。
それでも上の階に上がるにつれて水圧が弱くなるので、低水圧用のシャワーヘッドや高圧仕様のエコキュートを導入するのがおすすめです。
動作音で近隣トラブルになる可能性がある
エコキュートは、お湯を沸かすときに発生する動作音が気になるのもデメリットです。
動作音は40〜60dB程度で、環境省の「生活騒音パンフレット」によると図書館内や美術館内と同じくらいの大きさになります。(参考:環境省 生活騒音パンフレット)
比較的静かな音ですが、一般的にお湯を沸かすのが夜間なので、音が響きやすいのです。特に寝室の近くにエコキュートを設置すると、夜間の動作音が気になる場合があります。
さらに、隣家に近い場所に設置すれば、騒音トラブルの原因になる可能性も少なくありません。
エコキュートを設置する際は、なるべく寝室や隣家から離れた場所に置きましょう。また、ヒートポンプユニットから出る動作音を防止するために、防振マットを敷いて対策するのも有効です。
エコキュートが選ばれる理由とメリット
エコキュートにはデメリットがある一方で、多くのメリットもあります。
以下はエコキュートが選ばれる理由とメリットです。
断水したときでもお湯を使える
災害で断水したときに蛇口やシャワーからお湯は使えませんが、貯湯タンクから非常用取水栓を開いてお湯を取り出すことが可能です。
貯湯タンクは一般的に約370〜460L貯留でき、4人家族で約3〜4日ほどの生活用水を確保できます。ただし、貯湯タンクのお湯を飲むことはおすすめできません。
貯湯タンク内のお湯は殺菌作用が薄まっているため、不純物が沈殿・付着している可能性があります。どうしても飲料水が必要な場合は、煮沸消毒してから飲むようにしてください。
光熱費を抑えられる
エコキュートはガス給湯器に比べ、光熱費を抑えられます。
エコキュートとガス給湯器の年間光熱費を比較すると以下の通りです。
| 項目 | 年間光熱費の目安 |
|---|---|
| エコキュート | 約4.5〜6万円 |
| ガス給湯器(都市ガス) | 約7〜9万円 |
| ガス給湯器(プロパンガス) | 約10〜12万円 |
ガス給湯器からエコキュートへ変更すると、年間の光熱費は最大約3分の1まで抑えられる可能性があります。
エコキュートは導入費用が高いことをデメリットとして挙げました。しかし、10年以上の長期間で見れば、年間数万円の節約で回収できるため、トータルコストはエコキュートの方がお得になります。
火を使わないため火災のリスクを低減できる
エコキュートはガス給湯器のようにガスを燃やす構造ではないため、火災につながるリスクを低減できます。
また、ガス漏れや一酸化炭素中毒になる心配もないため、比較的安全に使用できるでしょう。
ただし、エコキュートは電子機器であるため、漏電や電気火災のリスクはあります。特に10〜15年経過した機器は、経年劣化によって故障するリスクが高まります。
長く安全にエコキュートを使用するためにも、定期的な掃除と点検を行いましょう。
太陽光発電との相性が良い
エコキュートは太陽光発電との相性が非常に良い製品です。
一般的にエコキュートは、電気代が安い深夜帯にお湯を沸かしています。しかし、太陽光発電がある住宅では、昼間に発電した電力を使ってお湯を沸かすことができるのです。
さらに、昼間は夜間より暖かく、より少ないエネルギーでお湯を沸かせるため、電気代の大幅な削減につながります。
エコキュートの導入で後悔しないための対策
エコキュートを導入して後悔したくないと考えている方も多いでしょう。
ここからは、エコキュートの導入で後悔しないための対策をお伝えします。
家族構成に合うタンク容量を選ぶ
お湯切れを起こさないために、家族構成に合うタンク容量を選ぶことが重要です。
以下は家族人数ごとの容量目安になります。
| 家族人数 | 容量目安 |
|---|---|
| 2〜3人 | 370L |
| 4〜5人 | 460L |
| 6〜7人 | 550L |
上記はあくまで目安の容量です。より最適なタンクを選ぶには家族の人数だけでなく、使用量も考慮しましょう。
例えば、シャワーの時間が長かったり来客が多かったりすれば、大きめの容量が必要です。
さらに、夏に比べて冬の方がお湯を使う量が多くなります。お湯切れを起こさないためにも余裕を持った容量を選んでください。
水圧を考慮した機種を選ぶ
水圧が弱くなるのを防ぐには、高圧仕様のエコキュートを選ぶのが良いでしょう。
特に高層マンションや戸建ての2階以上になると、水圧が弱くなりやすいです。
一般的なエコキュートの水圧は約180kPaとなっています。しかし、高圧仕様のエコキュートだと約320〜330kPaまで水圧が強くなります。
一般的なエコキュートの約1.7倍以上の水圧を供給できるので、高層階にエコキュートを導入する場合は高圧仕様のものを選ぶのがおすすめです。
生活スタイルに合わせた電力プランを選ぶ
エコキュートの導入時は、生活スタイルに合わせた電力プランを選ぶことも重要です。
各家庭や人それぞれの生活スタイルによって、電気の使用状況は異なります。例えば、昼間は外出することが多く、夜間の電力消費が多ければ、夜間料金が安い電力プランを選ぶのが適しています。
このように、ご自身や家族の生活スタイルを考慮して適切な電力プランを選択すると、電気代の節約にもつながるでしょう。
まとめ
エコキュートにはお湯切れや水圧の弱さ、動作音によるトラブルが要因で、「やめとけ」と言われることがあります。
しかし、家族構成に合う容量や高圧仕様のタンクを選び、防音対策も行えば、これらのデメリットは減らすことが可能です。
また、導入費用は高めですが、長期的なランニングコストを含めるとガス給湯器よりもお得になる可能性があるでしょう。
光熱費を抑えたくてエコキュートに興味がある方は、ぜひ導入を検討してみてください。


