【ウォシュレットは使わないほうがいい?】効果や仕組み、デメリットを徹底解説!

リフォーム業歴12年のエイトです!

ウォシュレットは、洋式トイレの便座に組み込まれた機能で、温水を使って肛門周囲を洗浄するとても便利な機能です。衛生を重視する方にとっては、生活に欠かせない必須アイテムだと言えるでしょう。

またウォシュレットは、新築マンションの大部分で標準装備となっており、ウォシュレットを日常的に使用する人が増えています。そんな中でも、

「ウォシュレットは、本当に衛生的なの?」「皮膚炎になったりしないのかな・・」

などの不安から、ウォシュレットを使えないという人も、まだまだ多いようです。

この記事では、ウォシュレットに関する基礎知識、正しい使用方法、ウォシュレットのメリットとデメリットについて、わかりやすくご説明していきます。

目次

ウォシュレットとは

ウォシュレットとは「ボタンを押すと便器からノズルが出てきて、肛門周囲を洗浄してくれる機能が付いている便座」のことです。ウォシュレットは、肛門だけでなく、ビデというボタンで会陰を洗うこともできます。

この商品の一般名称は「温水洗浄便座」ですが、「ウォシュレット」という呼び名が広く浸透しているため、ここでは「ウォシュレット」という言葉を使って説明していきます。

ちなみに、「ウォシュレット」という商品名は、大手住宅設備メーカーのTOTOの商標登録名で、他の企業は使用することができません。同様に、「シャワートイレ」という商品名は、住宅設備メーカーのLIXILの商標登録名です。

ウォシュレットの仕組み

ウォシュレットは、ボタンを押すと便器に取り付けられたノズルから洗浄用の温水が噴射されます。水温や水圧を調節することも可能。肛門 (おしり) と会陰 (ビデ) のボタンが異なるのは、ノズルの位置と角度の違いによるものです。

近年では、基本的な洗浄機能に加えて、「便座の暖房機能、乾燥機能、脱臭機能」などを搭載した高機能モデルも登場しています。

またウォシュレットには、大きく分けて「貯湯式」と「瞬間式」の2種類が存在します。

貯湯式

貯湯式とは「洗浄に使う温水を、一定量タンクの中に貯めておいて、必要に応じてその中からお湯を使用する方法」です。製品の本体の価格が比較的安いが、常にお湯を温めておかなければならないので、電気代が高くつくのが特徴です。

瞬間式

瞬間式とは、使用する時に水を瞬間的に温めてお湯を沸かす方法です。その都度温めているので、連続で使用してもお湯がなくなる心配がありません。ただし、製品本体の価格は比較的高いのが特徴です。

ウォシュレットの効果

ウォシュレットには「肛門や会陰周囲をきれいに保つ効果」があります。トイレットペーパーで何度も汚れを拭く必要がないため、皮膚をこすって傷つけることがありません。

肛門はしわができやすく、しわの間に付着した便を拭き取ることは非常に困難です。ウォシュレットを使用すると、肛門周囲をやさしく洗えて清潔を保つことができます。

女性の会陰は、月経時の経血やおりもの、出産後の悪露 (おろ) と呼ばれる血が混ざったおりものによって汚れがちです。血液などのこびりついた汚れを温水でやわらかくすることにより、効率的に汚れを除去することができます。

ウォシュレットの使用方法

ウォシュレットの使用方法について、肛門周囲を洗う場合を例に挙げて、ご説明していきます。

まずはじめに、用を足し終わったら、お湯で肛門を洗います。水圧は「」で、時間は3~6秒程度。強い水圧を好む人も多いですが、肛門周囲の皮膚バリアを破壊する可能性があるので、おすすめできません。

優しい水流でも十分に汚れは落ちますので、肛門に負担をかけない程度の水圧を心がけましょう。洗浄位置にも注意が必要です。肛門の中まで洗おうとせず、肛門のしわの部分~周囲を軽く洗い流すイメージで使ってください。

終わったら、トイレットペーパーで軽く押さえて水分を拭き取ります。

回数は1日1回まで。過度の洗浄は、肛門周囲の常在菌のバランスを崩し、感染症のリスクを高める可能性があるので、注意しましょう。

女性の「ビデ洗浄 (会陰)」 についても、ご説明していきます。使用方法は、肛門周囲の場合と同様です。月経の経血量が多い日に使うのは良いですが、そうでない日には使わないほうがいいでしょう。

ビデ洗浄には、一定のリスクがあるためです。外陰部に温水を当てることで、逆に外陰部の汚れが水流に乗って流れ込んでしまい、尿道や膀胱に炎症を引き起こす恐れがあるのです。ビデ洗浄を使用しすぎないよう、十分ご注意ください。

ウォシュレットの掃除方法

ウォシュレットを快適に使用するためには、定期的な掃除が欠かせません。ノズルの掃除は「週1回程度」、便座周辺は日常的に拭き取りを行うことをおすすめします。

ここでは、具体的な掃除方法をご紹介していきます。まず最初に、掃除を行う前には必ず電源を切り、ノズルを収納しておきます。

最初にノズルを掃除します。まず、ノズルを「自動クリーニング機能」で洗浄します。その後、スポンジや柔らかい布に中性洗剤をつけて優しく拭き上げると良いでしょう。仕上げに水拭きをして洗剤成分を除去します。

次に便座を掃除します。ノズルと同様、スポンジや柔らかい布に中性洗剤をつけて優しく拭き上げます。仕上げに水拭きをして洗剤成分を除去します。

トイレ本体の掃除もお忘れなく、便器は、家庭用トイレ洗剤を使用し、トイレ用掃除ブラシでよく磨きましょう。床周りの掃除には、トイレ用掃除シートが便利です。飛び散りがひどい場合は、柔らかい布に中性洗剤をつけてしっかりと拭き上げ、仕上げに水拭きをしましょう。

ウォシュレットは使うほうがいい?使わないほうがいい?

肛門周囲をきれいに保つことができるウォシュレット。適切に使って、毎日快適に過ごしている人が多いようです。一方、

ウォシュレットの使い過ぎで「皮膚炎を発症したりと、身体にダメージを受けたという話」も、ごくまれですが、耳にすることがあります。

結局のところ、ウォシュレットは使うほうがいいのでしょうか?それとも使わないほうがいいのでしょうか?以下で、「ウォシュレットのメリットとデメリット」について、わかりやすくご説明していきます。

ウォシュレットのメリット

家を新築するとき、またはリフォームするときに、ウォシュレット付きのトイレを設置するかどうか、迷う人も多いでしょう。ここでは、ウォシュレットのメリットについて、わかりやすくご紹介していきます。

肛門の周囲を清潔に保てる

排便後に、肛門の周囲をトイレットペーパーで拭く際、便をしわの部分に押しつけるように拭いてしまう可能性があります。これでは、身体を清潔に保てないどころか、むしろ不潔な状態が長く続くことになってしまいます。

排便後、ウォシュレットを使って温水を噴射し、汚れを洗い流すと、便が残ってしまうこともなく、肛門の周囲を清潔に保てます。

トイレットペーパーで拭く回数を減らせる

ウォシュレットを使うと、温水を噴射した後の1回だけトイレットペーパーで拭けばいいので、トイレットペーパーで拭く回数を大幅に減らせます。また、力強く拭く必要もないので、肌を傷つける心配もありません。

冷たい便座に座らなくていい

便座の暖房機能は、トイレで過ごす時間を快適なものにしてくれます。冬の寒い日に、震えるほど冷たい便座に座るのは、つらいですよね。高齢者ならなおさらです。

便座の暖房機能が付いたウォシュレットなら、年中温かいので、安心して座ることができます。便座カバーを付ける必要もなく、日々のお手入れも簡単ですよ。

ウォシュレットのデメリット

ウォシュレットのデメリットとしては「使い過ぎによる炎症の発生」を挙げることができます。効果が絶大で気持ち良いため、ついつい水圧を強くしたり、長時間使う人が多いウォシュレット。

こういった間違った使い方が、身体にダメージを与えるので、十分ご注意ください。また、あまり掃除せず不潔な状態なままのウォシュレットを使ったことによる炎症の発生も報告されています。

以下で、これらのデメリットについて、具体的にご紹介していきます。

肛門周囲がかゆくなる「温水洗浄便座症候群」

ウォシュレットで温水洗浄をし過ぎると、本来必要な肛門の周囲の皮膚の皮脂まで、過剰に洗い流してしまいます。これにより皮膚のバリア機能が低下し、かゆみやかぶれなどの症状が起こることもあります。こういった症状は一般的に、「温水洗浄便座症候群」と呼ばれています。

また、肛門の周囲を温水洗浄して、清潔を保つことが、逆に皮膚に悪影響を与えているという事実もあります。

私たちの身体は常在菌と呼ばれる細菌に覆われており、pH4.5~6.0の弱酸性に保たれています。しかし、温水洗浄すると、常在菌が流されて、pHが7以上の中性~アルカリ性の状態になってしまうのです。こうなると黄色ブドウ球菌など人体に対して悪さをする菌が傷口から侵入し、皮膚炎を引き起こします。

つまり、自分が肛門から出した便により肌がかぶれてしまうのです。頻繁にウォシュレットを使うと、このような皮膚の炎症が起こる可能性があるので、十分注意しましょう。

ノズルの汚染と水はねによる問題

ノズルは「必ず週1回程度掃除する」必要があります。ノズルは必ずしも清潔ではないことに留意してください。ノズルから温水を噴射し、便を洗い流したとき、その便がノズルに付着してしまう可能性もあるのです。もちろん、便の付着に気がついたら、すぐに掃除したほうがいいでしょう。

また「水はねによる問題」も無視することができません。ウォシュレットを使っている間、肛門周囲に当たった水はしぶきとなり、周りに飛び散ります。このしぶきには大便中の細菌が混じっているので、注意が必要です。ウォシュレットを使うことにより、細菌をまき散らしているという見方もできるのです。

ノズルの汚染については、家庭のウォシュレットより、公共施設・商業施設のウォシュレットのほうが、深刻だと言えます。どれくらいの頻度でウォシュレットを掃除しているか、誰にもわかりません。また、マナーの悪い人がウォシュレットを使っている可能性もあります。

ノズルの汚染が心配な方は、公共施設・商業施設のウォシュレットを使わないようにしましょう。

排便刺激のためにウォシュレットを使ったことによるトラブル

本来ウォシュレットは、肛門に付着した便を洗い流すためのものです。それ以外の目的で使うことは避けるべきです。しかし最近、「排便刺激のためにウォシュレットを使う人」が増えてきており、このことによるトラブルが多発しています。

排便をしても残便感があり、直腸に出残り便と呼ばれる便がたまってしまう「出残り便秘」で悩んでいる人がいます。こういった人の一部が、肛門に直接温水を噴射し、肛門を刺激することにより便意を促すという目的で、ウォシュレットを使っています。

私たちの身体は、便が肛門近くに集まると、神経が反応して自然に便意が訪れるようになっています。しかし、ウォシュレットの温水による刺激で便意を促していると、自然な便意が起きにくくなります。これを続けていると、自力で排便する機能が不全になる可能性がありますので、十分ご注意ください。

まとめ

ウォシュレットは、肛門周囲を清潔に保つことができる、衛生面を気にする人には欠かせない必須アイテムとして、好評を博しています。

自分で水圧や使用時間を調整できるウォシュレットは「上手に使えている人と、刺激を求めて使い過ぎてしまう人とで、満足度に大きな差」が出ています。

その気持ち良さから、水圧を強めてしまったり、使用回数を増やしてしまう人の気持ちも、わからなくはありません。しかし、それが原因で、皮膚炎などにかかり、つらい思いをしている人が多いのです。

この記事でご紹介した通り「水圧は「弱」で、時間は3~6秒程度、回数は1日1回」このルールを守り、ウォシュレットを適切に使用するようにしてください。ノズルの定期的な掃除もお忘れなく。

ウォシュレットを正しく適切に使い、快適で衛生的な生活を実現しましょう。

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